浜松ホトニクス株式会社 ショールーム プロモーションコンテンツ制作(2022)
2022
担当:体験設計/動画ディレクション/AD/VD 工数:1.5人月
2018年に日本・グローバルサイトリニューアルを支援させていただいた、光センサ、光源、計測装置、画像解析システムなどを展開している浜松ホトニクス。 2022年、浜松ホトニクスはショールームのリニューアルプロジェクトを空間デザイン会社と進めていました。ショールームの巨大スクリーンで操作しながら見ることができるコンテンツの提案内容に納得がいかず、どうしたらいいか悩んでいました。そんな中、サイトリニューアルの提案のときに「浜松ホトニクスのことをわかってくれている」と感じることができた私にお願いしてみようということで、相談をいただきました。
予算の関係上、見積りや請求以外の役割は全て私が対応しました。クライアントが空間デザイン会社とすり合わせしてきた内容を踏まえた上で、ターゲットユーザーの具体化や体験設計から議論していきました。
プロモーションコンテンツの要件として、「ipadやPCなどでユーザーが操作しながら閲覧できるようにしたい」「更新が自社でできるように、PowerPointなどの既存のプレゼンテーションソフト、もしくはHTMLで構築したい、ただし情緒的な見せ方は外したくない」が提示されました。2つ目に関しては、費用面と運用面のメリデメを提示し、PowerPointを使用して構築することになりました。
また、クライアントが空間デザイン会社の提案に対し不満を感じていた部分として「1.浜松ホトニクスの世界観と異なるデザインテイストで提案してくる」「2.ユーザー視点で捉えたときに、良い体験を提供できるようなコンテンツの構成、操作感ではなかった」「3.費用に対して提案の質が見合っていなかった」という3点でした。1に対して、2018年サイトリニューアル時のデザインコンセプトを踏まえて方針を固めていきました。2に対しては、ユーザーの行動・思考・感情を詳細化していくことですり合わせをしていきました。
ショールームを利用するターゲットユーザー・利用シーンのヒアリングや、操作している最中のユーザーの心理状態などを可視化。その上で、どういった点を抑えながら作るべきか思考プロセスを共有し、意見をいただきながら具体化していきました。次にプロトタイプを作成して実際にユーザーとスクリーンの距離感を確認し、視線の移動量などを踏まえた上で、1画面のコンテンツボリューム、フォントサイズなどを設定していきました。
プロジェクトの要件




提案内容





Webの操作感に近い状況を採用し、自身がどの位置にいるのか自然と把握できるためのパンくずやメニュー画面に戻れるナビゲーションボタンを配置。ユーザー自身の温度感によって様々なアプローチで回遊されても、迷ったり意図しない操作にならないようデザインしました。とはいえ、当初PowerPointで作成する際の懸念点として回遊導線の限界があることを認識していたため、癖をクライアント側とすり合わせした上で、ショールームの運用マニュアルに組み込んでもらい、うまくフォローしていきました。
画面構成イメージ
操作イメージ
PowerPointで作成が決定したものの、パワポ感や資料感は出したくないというクライアントの要望も意識しながら、アニメーションや動画で効果的に見せることができる部分は積極的に活用していきました。動画の場合、視聴している間はユーザーを拘束することがデメリットになると考え、適切な動画ボリュームといつでも遷移できるようにすることを意識してデザインしました。
公開後の閲覧者の反応を調査してもらったところ、良い反応・感想が大半を占める形になりました。Adobeの方がショールームを訪問した際に、PowerPointで作成しているとは思えないデザイン性と操作感の良さであることに驚いていたのが一番嬉しかったとクライアントがおっしゃっていたのが印象的でした。
ショールーム光景
各スライドデザイン ※英語版は翻訳のみなので割愛



















